社会にとって子どもは「宝」ですが、そんな子どもたちの笑顔があふれる一風変わったイベントが5月5日のこどもの日、静岡県静岡市のホテルで開かれました。
<イベントの様子>
「改札口へどうぞ」
「乗車券を拝見します」
「昔ながらの切符を切ります」
新幹線の切符を模した入場券で会場に入る子どもたち。ホテルの一角を駅と電車に見立てたこのイベントは、静岡市のホテルアソシア静岡とJR東海のリニア・鉄道館がコラボして開かれました。
<イベントの様子>
「本日、ホテルアソシア駿府号の車掌を務めます増田です。この列車は4両編成、車内は全車両禁煙です。お煙草はご遠慮ください」
場内アナウンスをするのは、このイベントを企画した在来線の車掌経験もあるJR東海から出向中のホテルマンです。
コロナ禍の子どもたちにも旅行気分を味わってもらおうと、新幹線が停車する駅のご当地料理や懐かしの新幹線食堂車メニューを用意しました。
鉄道ファンの子どもたちは、会場の中央に置かれた大規模な鉄道プラ模型やリニア・鉄道館の貴重な展示品に目を輝かせていました。
<参加した親子>
Q新幹線は何が一番好き?
「はやぶさ。みどりのところが好き」
「この子きのう誕生日で、新幹線が好きなので連れてきてあげようと思って。どこに行くのか言わずに連れてきたので喜んでくれてよかった」
このイベントには、4日と5日の2日間で600人もの親子連れが参加したということです。