4月28日の静岡県内の新型コロナの感染者は737人でした。ゴールデンウィーク前日の4月28日、静岡県と病院協会が開いた会見。連休中の感染対策の呼びかけとともに、病院協会が懸念を示したのはワクチン接種についてです。
<県病院協会 毛利博会長>
「3回目ワクチン接種は高齢者は進んでいるが、若年層が進んでいない」
静岡県内の3回目ワクチン接種率は、65歳以上の高齢者は87%と全国平均を超えていますが、20~40代は全国平均以下となる20~30%台にとどまっています。
オミクロン株は重症化しにくいため、若年層で進まない3回目接種ですが、重症化を防ぐだけでなく、感染予防効果もあるとされています。
静岡県内の10万人あたりの感染者数をみると、接種2回の人が246人なのに対し、3回目接種をした人は55人。静岡県は「3回目接種をすれば感染者数はおよそ8割減る」として、ゴールデンウィーク中の接種を呼びかけています。
連休中に受け付ける大規模接種会場があります。浜松市中区のサーラシティ浜松会場では、29日から5月8日まで毎日対応します。
<県健康福祉部 新型コロナ対策推進課 大路修平班長>
「休み中も開催している会場になるので、副反応を懸念している人もいると思うが、休み中ということでこの会場を使って打ってもらえれば」
<接種した人>
「この後ゴールデンウィークなので予定も余裕があるので打ってもよいと思った」
静岡県はワクチンの副反応の影響が少ない大型連休中に若年層の接種率を底上げしたい考えです。