静岡県小山町にある「道の駅すばしり」で2025年度で契約を終了した前の指定管理者が運営を続けていることが分かりました。
管理を任せていた町と事業者側で認識に差があり、明け渡しが行えていない状況です。
<東部総局 竹川知佳記者>
「富士山に最も近い道の駅として知られる道の駅すばしりです。平日でも多くの人でにぎわうこの場所ですが、今、異例の事態となっています」
2011年にオープンした小山町の「道の駅すばしり」は、年間30万人以上が訪れる観光施設です。
町の公募では、2026年度から新たな指定管理者が決まっていますが、4月に入ってから一週間以上が経った8日も前の指定管理者である「観光開発」が運営を続けています。
<年に2回ほど訪れるという客>
「いつもと品揃えも大体、前来た時と同じ感じ。普通の感じだったよ」
原因は町側と「観光開発」側の間の認識の違いです。「観光開発」は2021年から運営を任されていて、町の承諾のもと約5千万円を投じて内装の改修などをしてきました。
2025年12月に公募で他の管理者が選ばれたため、当初の協定に基づき、4月1日以降に「原状回復工事」をした後で明け渡すとしています。
一方、小山町は、契約が終了した時点ですぐに新しい事業者へ引き継ぐべきとしていて、「原状回復工事」は行わず、改装したものはそのままにしてほしいと主張しています。
「道の駅すばしり」に投資した設備をどうするかで小山町と前の指定管理者「観光開発」の間で認識が食い違っているわけですが、「観光開発」は、設備を残したまま明け渡す案も町側に提示しています。
観光開発は、設備投資に5千万円をかけたものの運営を続けられず、資金を回収できなくなったため、現状のまま明け渡す場合は、町もしくは新たな指定管理者に「資金を負担してほしい」としています。
一方の小山町側は、町が承認した上での改修とはいえ、営業のためであり、町がお願いしたことでもないので支払いをする理由がないという立場を示しています。







