静岡市が目指すアリーナを中心とした東静岡地区のまちづくりをめぐり、駅とアリーナをつなぐペデストリアンデッキのルート案が初めて示されました。

利便性の向上が期待される一方、住民からは整備の行方を心配する声が上がりました。

静岡市はJR東静岡駅北口に多目的アリーナの建設を計画しています。

3月25日に開かれた地元の代表などが参加する協議会では、整備と運営の事業者がNTTドコモを代表企業とする「TheShizuokaAlliance」に決定したことが静岡市から報告されました。

<静岡市の担当者>
「交流や滞在の創出、住環境との共存などの観点から、最適なルートの選定をしてきました」

アリーナを中心としたまちづくりで静岡市が整備を目指すのが高架歩道=ペデストリアンデッキです。

市は、JR東静岡駅とアリーナ、静岡鉄道の長沼駅をつなぐデッキを整備する計画で、25日、ルート案を初めて示しました。

ルート案は、延長約500メートルでアリーナの側面を通りながら2つの駅に行き来できるようになっています。

難波喬司市長は定例会見で、整備の狙いについて「スムーズで安全な動線の確保」を強調しました。

<難波喬司 静岡市長>
「狙いは交通の円滑化です。人が集まる場所になるので、円滑な人の移動ができるようにする。人の動線と車の動線を分けておかないと、渋滞とか安全性の問題が必ず発生することになるので」

一方、協議会では、用地の取得が必要な場合の地権者との交渉について、住民代表から心配の声が上がりました。

<千代田学区自治会連合会 杉山輝雄会長>
「すでに住宅が建っているので、住んでいる方たちの同意が必要になっています。市からお話いただいているのか、その方たちの感触はどうなのか?」

<静岡市の担当者>
「まだ同意をいただけている形ではないけれども、今回こういうルートを設定して、測量したり、調査することは地権者から了解いただいている。今後は調査の結果をもとに地権者とも話して正式な了解をいただいていく」

静岡市は2030年4月のアリーナ開業に合わせてペデストリアンデッキを完成させる方針です。