3月1日は核兵器の廃絶を訴える「ビキニデー」です。静岡県焼津市では水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」の乗組員の久保山愛吉さんを追悼する行進が行われました。

焼津市で行われたビキニデーの行進には静岡県の内外から1000人以上が集まりました。

1954年3月1日、アメリカが太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験は多くの漁船を巻き込みました。

焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」は乗組員23人が被ばくし、無線長の久保山愛吉さんが半年後に亡くなりました。

行進に参加した人たちは第五福竜丸の拠点港だった焼津港を経由して、久保山さんが眠る弘徳院に向かい、墓前で手を合わせました。

元乗組員の遺族は核兵器のない世界の実現を強く望みます。

<乗組員 大石又七さんの遺族 河村恵子さん>
「やっぱり戦争は人殺しですから、そんなことは絶対にしてはいけない。健全な外交で、戦争のない国、核兵器のない世界をつくっていってほしい」

地元の高校生も久保山さんの墓前で祈りをささげました。

<参加した高校生>
「(ビキニ事件を知って)すごく嫌というか、胸が痛くなった。広島・長崎以外にも日本の方々が核兵器の被害を受けていた。色んなことをもっと知りたいなと思いました」

第五福竜丸の被ばくから72年。参加した人たちは平和への思いを新たにしていました。