2023年4月の静岡市長選挙をめぐり、市内すべての自民党の支部が12月22日、難波喬司元静岡県副知事(66)の推薦を決めました。自民党で長年活動してきた山田誠県議(60)は「市民の力を借りる」と力を込めます。

12月22日に開かれた自民党静岡支部総務会の議題は1つ。2023年4月の静岡市長選で、元副知事の難波氏を支援するかどうかです。結論はすぐに出ました。

<自民党静岡支部総務会>
「貴殿を最適任候補として推薦します」

政策の方向性が同じことや自民党と対立する川勝平太知事との距離感を確認しての満場一致での推薦。難波氏は22日、静岡支部のほか、清水、由比、蒲原のすべての支部の推薦を取り付けました。

<静岡市長選に出馬を表明 難波喬司元副知事>
「これを生かして、できるだけ多くの方々から応援をいただけるよう行動して活動していきたい」

一方、自民党で長年活動しながら支部からの推薦をもらえなかった山田県議は、地域の自治会などから支援を集めています。

<静岡市長選に出馬を表明 山田誠県議>
「総務会でそういう風に決まったと事実として受け取めているが、非常に私としてはショックだし、本当に自民党が地域のしっかりとした政党としてやっていけるのか心配している。市民一人一人の力を借りるということで考えていく」