静岡市議会11月定例会は12月1日から質問戦がスタートしました。移転・新築する方針が示されている清水庁舎について、静岡市は現在の庁舎を公文書の保管場所として活用する方針を示していますが、議員は「あれほど大きな文書庫が本当に必要なのか」と疑問を呈しました。

<自民党静岡市議団 島直也議員>
「現庁舎については、必要最低限の対応を行い、拠出を伴わない公文書等の保管に活用するとお聞きしておりますが、人が常駐することができない、あれほど大きな文書庫が本当に必要なのか」

1日から始まった静岡市議会11月定例会の質問戦、議員が問いかけたのは、清水庁舎を新築した後の現庁舎の活用方法です。

清水庁舎は老朽化や耐震性の問題により、JR清水駅東口に移転・新築する方針が示されています。

静岡市は移転後の現庁舎について公文書の保管場所として活用する方針を示していますが、議員は「安全性の確保が困難になる可能性がある建物で悪影響はないのか」と指摘しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「建設から40年程度経過していますが、構造体としては耐久性があり有効活用できる状態にあります」

難波市長は、こう述べた上で、民間活用も含め有効活用していく方針を示しました。