10月18日、浜松市天竜区内の山でブラジル国籍の男性会社員2人が視界不良で下山ができなくなったと消防に救助要請し、翌19日朝、警察に無事救助されました。2人にけがはないということです。

救助されたのは、ともに浜松市中央区に住むブラジル国籍の20代の男性会社員2人です。警察によりますと、2人は18日午前7時半ごろ、浜松市天竜区水窪町から黒法師岳に向けて登山を始めましたが、午後4時ごろ、小雨や霧の影響で視界不良になったことから休憩を取りましたが、回復しないことから、午後11時過ぎに「視界が悪くて下山できない」と119番通報したということです。

警察と消防が翌19日午前6時頃から捜索を始めたところ、午前7時ごろ、麻布山登山道付近で2人を発見、救助しました。2人にけがはなく、自力で下山したということです。

警察によりますと、2人はハイキング用の服装で、テントや雨具などは持っておらず、食料も夕食分までしか準備をしていなかったということです。また、クマとの遭遇はなかったということです。

警察は「登山の準備はしっかりとしてほしい。また、山の天候は変わりやすいので無理な行程の登山は避けてほしい」としています。