2025年10月21日に行われる見通しの総理指名選挙。野党候補の一本化を目指し、立憲・維新・国民の3党は10月15日、党首会談を行いました。
立憲と国民がどう折り合いをつけるかが焦点となる中、静岡県連のトップの間でも意見が分かれています。
15日午後4時から行われた立憲民主党の野田代表と日本維新の会の藤田共同代表、国民民主党の玉木代表による3党の党首会談。
立憲が呼びかけた野党候補の一本化について協議しましたが結論は出ず、幹事長・国対委員長ですりあわせを行い、来週、再び党首会談を行うことになりました。
国民民主党は自民党からも協力を求められ、今や多数派工作の中心にいます。静岡県連の田中会長は15日、地方選挙の応援を求め最大の支持母体である連合静岡の角山会長のもとを訪れました。
<連合静岡 角山雅典会長>
「どういう枠組みになるかは我々がどうのこうの言う話ではないんだけど、いずれにしてもガソリンの暫定税率と103万円、178万円の壁を上げていただくことはもともと約束をしてたから」
<国民民主党県連 田中健会長>
「そこは約束をして参院選も衆院選も戦いましたので」
国民民主党は、基本政策で一致しない限り連携はしないと明言していて、安全保障やエネルギー政策で立場が違う立憲民主党とどう折り合うかが焦点となっています。
<田中会長>
「(立憲と)そもそも一緒だったんだからできるんじゃないかという声もありますけれども、そうではなくて、そもそも一緒にできなかったということが分かれた経緯にありますから。ここがどこまで詰められるかなということだと思います」
一方、立憲民主党県連の源馬代表は「政策に大きな差はない」と話します。
<立憲民主党県連 源馬謙太郎代表>
「将来的に原発に過度に頼らない社会にしようという方針がありますけど、原発をすぐ止めるとかそういう話は一切しておりません。方向性はそんなに変わらないんですよ」
源馬代表は、国民民主党と手を組み政権交代を目指す考えを強調しました。
<源馬代表>
「自公政権が少数、そのために予算に賛成する見返りにこれとこれを実現してくださいと言ってわかりましたと文書にはするけどやらない。だったら我々で政権を担って、やる」
野党はまとまって自民党から政権を奪えるのか、正念場を迎えています。