プロ野球・くふうハヤテベンチャーズ静岡の試合を彩る「スタジアムDJ」。松下晴輝キャスターがその仕事に挑戦し、会場の盛り上げと試合進行を両立させる難しさを体験しました。
<松下晴輝キャスター>
「1番レフト鈴木将平!背番号51」
<藤生恭子さん>
「完璧です。雰囲気も野球をたくさん見られてるだけあって完璧です!」
先日、くふうハヤテのスタジアムDJ、藤生恭子さんにアナウンスのコツを教わった松下キャスター。スタジアムを盛り上げるだけでなく、スムーズな試合進行にもアナウンスが一役買っていることを知りました。
そして迎えたスタジアムDJ体験当日、日曜日ということもあり、球場には多くのお客さんの姿がありました。
<くふうハヤテベンチャーズ静岡 池田省吾球団社長>
「1日スタジアムDJを今日はお願いしたいと思います。勝利に導くスタジアムDJをやっていただきたいなと」
<松下キャスター>
「ハヤテ愛たっぷりにアナウンスをしまして、選手の背中を少しでも押せるように頑張ります」
試合開始の直前まで藤生さんからアドバイスを受け、いざ本番。
<松下キャスター>
「めちゃくちゃ緊張するな」
<藤生さん>
「してますね(笑)」
<松下アナ>
「1回裏、ベンチャーズの攻撃は、1番レフト鈴木将平!背番号51 富士市出身、静岡高校」
最初のコールを無事に終え、選手をバッターボックスに送り出します。安堵するのも束の間、試合の流れを把握してすぐに次のバッターの確認へ。選手交代やファールボールへの注意喚起など、場内への呼びかけは多岐にわたります。
<松下キャスター>
「ちょっと慣れてきました。喋る、書く、見る。この流れですね」
<藤生さん>
「そうですそうです!」
声量やトーンなど工夫を凝らしつつ、最後までやり遂げました。試合後、選手にも声が届いていたか尋ねました。
<松下キャスター>
「入場する際のアナウンスや登場曲は聞こえるものですか?」
<くふうハヤテベンチャーズ静岡 鈴木将平選手>
「聞こえますね。音楽は自分のモチベーションの上がる曲で勿論ですけど、アナウンスの声で引き締まる気持ちで(打席に)行きますね」
<松下キャスター>
「今度はベンチャーズの勝利につながるように声で後押ししていきたいなと思います」
<鈴木選手>
「球場全体盛り上がっていたので、本当にありがとうございました」
試合を陰で支えるスタジアムDJの声。スポーツ観戦の際は、会場内で流れる音声にも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。