石破総理の突然の退陣表明で国政が揺らぐ中、解散総選挙を見据え、静岡県内野党も動き出しています。国民民主党静岡県連は次期衆院選の静岡1区の候補者として、フリーアナウンサーの柴田将平氏を擁立すると発表しました。

<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「衆議院解散総選挙、いつあるか分かりません。(小選挙区で)しっかりと候補者擁立して戦っていく。それで県内総支部長が全員の当選、これを果たせるように頑張っていきたい」

石破総理の辞任表明を受け、県内の野党も臨戦態勢です。国民民主党県連は9月9日、衆院静岡1区に、フリーアナウンサーの柴田将平氏(35)を擁立すると発表しました。

柴田氏は、千葉県出身で大学卒業後、県内の民放局にアナウンサーとして入社し、2018年に退社した後はeスポーツ実況などで活動していました。

<柴田将平氏>
「国民民主党が掲げる『手取りを増やす』という政策に強く共感しまして、またアナウンサーとしてイチから育てていただいた静岡市の皆さんに恩返しがしたいという思いで、立候補を決意させて頂きました」

柴田氏は、「現役世代の代表として県民の夢と未来を守りたい」と意気込みを語りました。県連は9月9日、党本部に上申し、決定すれば正式に静岡1区の公認候補予定者となります。

静岡1区では、自民党の現職・上川陽子衆院議員が活動しているほか、立憲民主党県連も候補者を擁立する方針を示しています。