土石流災害の調査を進めている熱海市議会は、5月に開かれる証人喚問で、盛り土の土地所有者などに出席を求める方針を固めました。
熱海市議会の百条委員会では、5月11日と12日の2日間に渡り、証人喚問と参考人招致が予定されています。4月13日には「誰を呼ぶか」話し合い、盛り土にかかわった業者や市のOB職員、県の職員など16人が候補に挙がりました。このうち証人喚問では、8人ほどが候補にあがっているということです。盛り土の土地の前の所有者と現在の所有者に加え、盛り土への関与について証言に食い違いがあったことから、以前の参考人招致に出席した業者の話を再び聞きたいという意見もありました。また、参考人招致では県の職員などから話を聞く方針です。
<熱海市議会 百条委員会 稲村千尋委員長>「証人には偽証をすると罰則規定もあります。参考人と違って証人にはそれなりの覚悟が必要かと思っています。事実を包み隠さず説明していただきたい」
証人喚問と参考人招致の人選は15日、正式に決定します。