身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウェア」とみられるサイバー攻撃によって、静岡県東部の医療機関でも電子カルテシステムが暗号化される障害が起きていたことがわかりました。
この医療機関によりますと、10月27日朝、職員が電子カルテシステムに異変を感じ、調査を依頼したところ、電子カルテが暗号化される障害が分かりました。画面上に「データを暗号化した。解いてほしければ金銭を払う必要がある」といったメッセージと連絡先のアドレスが記載されていたということです。
医療機関では現在、紙のカルテを使い、通常診療を続けていて、患者などの個人情報の流出は確認されていません。
医療機関では復旧作業を進めていますが、現時点で復旧のめどは立っていないということです。