2024年に無罪が確定した袴田巖さんを20年以上にわたり支援してきた静岡市の団体が2025年1月25日、最後の報告会を開き、解散しました。
静岡市清水区で最後の報告会を行ったのは、「袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会」です。
団体は2003年に発足し、2024年に袴田巖さんの無罪が確定したため解散が決まりました。
報告会には巖さんの姉・ひで子さんや弁護団など約100人が参加し、味噌漬け実験などこれまでの活動を振り返りました。
<袴田ひで子さん>
「こうして皆さんと会えて、57年戦ってきたことが実を結んで、再審無罪となりました。本当に皆さまありがとうございました」
また、38年前、福井市で女子中学生が殺害された事件で無罪を主張し、2025年3月に再審が始まる前川彰司さんも参加し、疑われることの苦しみを訴えました。
団体は最後に解散を宣言し、約21年間の活動を終えました。