障がいのある人が農業の現場で働く「農福連携」が進められていますが、下條村では農家にメリットを感じてもらおうと体験会が開かれました。


下條村睦沢地区の宮嶋真司さんは人手不足に悩む果樹農家です。

柿畑へ訪れたのは福祉事業所「夢のつばさ」に通う10人。

余分なつぼみを摘み取る作業を行います。

これは県の南信州地域振興局が企画した「お試しノウフク」。

ノウは農業、フクは福祉で「農福連携」を進める体験会です。


阿智村にある「夢のつばさ」、障がいなどで就労が難しい人が、パン作りなどの作業をしています。

事業所が支払う「工賃」は平均で月額およそ3万6000円。

施設の外での作業機会が増える、「農福連携」はさまざまなメリットがあるといいます。

(阿智村多機能型事業所夢のつばさ・勝又ちづる所長)「利用者さんの工賃アップにもつながりますし、農家さんとの交流とか、そういうことも楽しみでもあったりして、外にでかけるということが喜びでもあったりします」

人手不足に悩む農家と工賃のアップが課題の福祉事業所。

県では両者のマッチングを進めていて「お試しノウフク」から、作業の契約に結び付くケースも出てきているといいます。

(果樹農家・宮嶋真司さん)「ある程度人が入ってもらって作業を任せることができれば、うちのものはほかの作業もできるので、こういう皆さんもお手伝いしてもらえればありがたい」

県では、農福連携をさらに広めていきたいとしています。