駒ヶ根市に初めて建設される県営の水力発電所の名称が、地元の小学生からの応募をもとに、「中央アルプスこまかっぱ発電所」に決まりました。
名称は、市内の小学生およそ500人の応募の中から決められ、18日の午後、駒ヶ根市文化会館で行われた起工式で発表されました。
「こまかっぱ」は、駒ヶ根市のPRキャラクターで、県企業局では、覚えやすくユニークな名称で、新たな発電所が地域住民に親しまれ、愛着をもってもらえるよう願って選考したとしています。

「こまかっぱ」を提案したのは、地元の赤穂、赤穂東、赤穂南の小学4年生から6年生までの6人で、「川に河童がいるイメージがあったから」、「とてもかわいい発電所になると思ったから」などの理由で提案したということです。
「中央アルプスこまかっぱ発電所」は、中央アルプスから天竜川に流れ込む駒ヶ根市赤穂の中田切川に建設されるもので、県営の水力発電所としては28か所目となります。
県企業局によりますと、発電所は、2028年の運転開始を目指して、およそ70億円をかけて建設され、完成後は、およそ2900世帯分の電力を賄えるということです。