様々な事情で義務教育を十分に受けられなかった人などへの「学び直しの場」が、総社市に誕生しました。元教員らが無料で授業を行い、学力の定着や生活向上のきっかけづくりを支援します。

(開講式での挨拶)
「一緒に学んでいく仲間とともに励まし合いながら、『わかる』『できる』を実感できるように努めていきます」

27日行われた「そうじゃ“夜間中・学びの教室”」の開講式です。受講生や関係者がスタートを祝いました。

この教室は、市の公民館を会場に毎週木曜日の夜に約2時間、主に小・中学校程度の国語と算数を学ぶものです。20代から70代までの13人が受講を申し込みました。学び直しの理由は様々です。

(受講生)
「病気で中学校の後半から学校に行けなかったので、高校には行けたんですけど、何かわだかまりみたいなものを解消できたらいいな」

(ペルー出身の受講生)
「日本語で作る文章がわからないで。すそれをちゃんと勉強したい」

(ブラジル出身の受講生)
「このチャンスは頑張ろう」

受講料は無料で、教材は市が用意します。指導にあたるのは元教員や養護教諭など22人のボランティアです。

(「そうじゃ“夜間中・学びの学校”」 冨岡淑子校長)
「学びがあり、自分の目標に向かって一歩ずつ前進していく。そういうものを重ねることで、その人その人が指導者もそうですけど、みなさんの人生が豊かになっていく」

総社市は、この教室が幅広い世代の学び直しの場にもなればと考えています。

(片岡聡一総社市長)
「引きこもっていらっしゃる方々、あるいは今学校に行きたくても行けない子どもたちが、笑顔で登校できるような夜間中学校を作っていきたい」

総社市では、この活動をきっかけに公立夜間中学の設立に向けた議論にもつなげたい考えです。