細かいパーツを組みわせて作品を作るプラモデルに熱中したことがあるという人は多いのではないでしょうか。

瀬戸内市牛窓町には、木を使って細かいものでは5ミリのパーツから船の模型を作る男性がいます。繊細な作業と船を作り続ける、その思いに迫りました。

櫻田博士さん(79)が作る模型は
「プラモデル」ではなく、「木」を使いゼロから作り始める

(櫻田博士さん)
「きちっと左右対称に作っておいて、外板を貼っていくわけです」

■衣料品店をリタイヤ 趣味で始めた船の模型作り

船の土台を丁寧に組み上げていくのは、今年79歳になる櫻田博士さんです。衣料品店の店主をリタイヤしたのをきっかけに、16年前から木で船の模型作りを始めました。その作品は、細かいところまで忠実に再現されています。


かつて岡山と日生などを結んでいた「旭丸」です。外観から内部の客席に至るまで、じっくりと作り込んでいます。

窓ガラスや浮き輪など、細かい部分まで再現
 
思わず船旅に出たくなるほど、リアルに作られています

(櫻田博士さん)
「落ち着いて、焦らずに作る」

■造船会社から設計図をもらい 半年~1年かけ製作



一つの作品にかける時間は半年から1年近く。

造船会社などから譲り受けた設計図や実物の写真などを参考に、縮尺を計算し図面に書き起こしてから作ります。

色付けから組み立てまで、独学とは思えない緻密さ。柱の太さや舷窓の数も忠実に再現しています。かつて瀬戸内海を航行した船に乗って旅する気分にさせてくれます。

櫻田さんが船の模型を作り続ける理由があった