6月29日は、かつて1700人以上の尊い命が奪われた岡山空襲の日です。戦後78年、当時を知る人が少なくなる中、幼いころに岡山空襲を体験した女性が中学生に語りました。


(川野辺郁さん)「空から何から真っ赤っかになっていて、目の前に(焼夷弾が)シューッと落ちて、前の人が直撃を受けて亡くなったんです」


約120人の中学1年生を前に岡山空襲の体験を語るのは、川野辺郁さんです。当時5歳だった川野辺さんは、降り注ぐ焼夷弾から逃げ惑うなか、両親とはぐれましたが、その後西川沿いで再会しました。

(川野辺郁さん)「『お父ちゃん、お母ちゃん』と言ったら母と姉が『あなたたち無事だったん』と来てくれて、『こういう戦火の中だから、絶対に死んでいると思ったから、お父ちゃんもお母ちゃんも逃げないで、焼夷弾の直撃を受けて一緒に死のう』と」戦後78年、当時を語り継ぐ人が少なくなりつつあります。

岡山空襲の話を初めて聞く生徒も多くいました。

(生徒)「戦争がどれだけいけないことなのかをしっかり考えながら生活して、私も一生懸命生きていけたらいいなと」

(生徒)「戦争はいけないことだなと改めて感じたし、それを後世に伝えていきたいと思いました」


80年近く経った今でも語るのは苦しいという川野辺さん。平和な世界を実現していくためにはどうすればいいのか、子どもたちが考えるきっかけになればと話します。

(川野辺郁さん)「争いごとはしないということ。相手の気持ちを考える、そういう子どもに育ってほしいし、大人になってほしい」










