来月(7月)で西日本豪雨から5年、今も続く河川の工事。

しかし河川の風景とともに街の様子や人々の生活もゆっくりと変わりつつあります。きょう(20日)は真備で被災後も栽培を続けるブドウ農家の男性をご紹介します。

(ブドウ農家 武本哲雄さん)「節目節目と言われるけれど、当事者にとっては毎年が節目です。毎年この時期を迎えれば、みなさん同じように不安に思われている。実際に真備に住んでいれば節目は毎年来る」

7月の豪雨で(ハウスは)5メートルあまり浸水しました。武本さんは、10棟のハウスでピオーネを栽培していました。

ハウスや農機具に加え、収穫直前だった6000房が水に浸かりました。


(ブドウ農家 武本哲雄さん)「心配は尽きないけれど芽が出てほしい。枝がしっかりしてほしい」

武本さんは父親から受け継いできたブドウ栽培をあきらめようとは考えませんでした。今のところピオーネの木は枯れず、水をしっかりと吸い上げているといいます。

(ブドウ農家 武本哲雄さん)「前を向いてやるしかない。投げ出すことはいつでもできる」



「すごく不安だったから。緑が、この先に緑が咲いたとき、これはいけるかなと思って、気持ちに余裕が出てきた」

倉敷市真備町で2年ぶりの作業が始まりました。

(ブドウ農家 武本哲雄さん)「この日を待ち望んでいた。ここまでこぎつけられて良かったなっていうのが一番かな」


(妻 百合子さん)「気になっているのをそのまま全部ちぎって、全部穴に埋めたことを思ったら今年はうれしいです」

(ブドウ農家 武本哲雄さん)「いままでと味も変わらないことを見てほしい」

復興に向けあゆみを続けていきます。

復興への槌音が響きます。倉敷市真備町では町内を流れる河川の堤防の強化やかさ上げ、さらに小田川と高梁川との合流点付け替えなどの作業が続けられています。


(ブドウ農家 武本哲雄さん)「例年に比べて色付きがいい。期待をしている。花の頃が気になる、今年は良い実が出るかなとか。良い花がつくかなとか」

少しずつ一歩ずつ。

(ブドウ農家 武本哲雄さん)「芽が出た。うれしかった。しっかりした枝が出た。うれしかった。花が付いた。うれしかった。実どまりができた。うれしかった。もううれしいことばかりだった」



(ブドウ農家 武本哲雄さん)「こんなに回復してくれるとは思わなかった。思わなかったけれどやることをやっていなければ木も弱ってしまう、何もしなければいよいよ駄目になる。何かしておけば少しでも回復するんじゃないかとやってきたけれど」











