来月(7月)で西日本豪雨から5年。岡山県を放送エリアとする民放5社とNHK岡山放送局は「あの日とツナグ、未来へツナグ」をテーマにキャンペーンを行っています。

きょう(20日)は豪雨で決壊し倉敷市真備地区に甚大な被害をもたらした小田川の付け替え工事についてご紹介します。山場となる南山の掘削が終了し、今年度末の事業完了も見えてきました。まもなく5年を迎える被災地、先週、工事の進捗状況が公開されました。

倉敷市を流れる小田川と高梁川の合流点で付替え工事が大詰めを迎えています。

この工事は、「真備緊急治水対策プロジェクト」として行われていて、2つの河川の合流位置を約4.6キロ下流に付け替えることで水位を下げ、小田川沿いの地域と倉敷市街地の治水安全の向上をめざすものです。



(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所 濱田靖彦事務所長)「現在、事業の81%を終えていて、2024年3月末の完成を目指して現在順調に進んでいます」

西日本豪雨では小田川の堤防が決壊するなどして甚大な被害が発生しました。

これは、下流の水位が上がることで上流の水が逆流するバックウオーター現象が起きたためです。

工事は2018年度から合流点の付け替えをはじめ、堤防のかさ上げや強化などが行われてきました。

(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所 濱田靖彦事務所長)「10月の終わりから11月ぐらいにかけて新しい小田川に水を通しながらですね、現在残っている閉め切り堤防の開口部、これをつなげていく工事をこのあと進めていきます」

災害から5年を迎えるなか現在、事業全体の進捗率は8割を超え、今年度中に付け替え工事の完成が予定されています。

(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所 濱田靖彦事務所長)「完成すればですね、今までよりも安全になるという状況にはなりますが、昨今、雨の降り方が変わっていってますので、危ないと思ったら完成後も引き続き早めの避難を心がけていただきたいというふうに思います」


【スタジオ】真備地区の治水事業ですが、付け替え工事のほかにも小田川の堤防強化が昨年3月に一部の区間を除き完成していて今後、未整備の場所についても準備が整い次第実施されるということです。

また高梁川の堤防の強化が川辺地区でも行われています。約2キロの区間で堤防の拡幅や護岸設置などを実施する計画で、今後は堤防のかさ上げなども予定されています。










