岡山市の吉備津神社で、国の重要文化財に指定されている「南随神門」の改修費を集めようとクラウドファンディングが行われています。

備中国一宮である吉備津神社。本殿の南西に建てられた「南随神門」は、1357年に再建された境内で最も古い社殿です。しかし、約100年間修復されておらず、朱や胡粉(ごふん)と呼ばれる白色で彩られた部分は、色褪せ傷も目立っていました。

神社では改修費を集めようと、4月からクラウドファンディングを始めていて、第一目標の500万円は達成しましたが、老朽化が進む内部や基礎のひび割れも修繕しようと、さらに1500万円の寄付を募っています。

(吉備津神社 藤井崇行宮司)
「コロナも落ち着きまして、海外からもたくさんの方が来られていますので、文化財をみんなの手で後世に伝えていくと」

クラウドファンディングは6月26日午後11時までで、支援額に応じて特別な御朱印や御祈祷などが用意されています。