クマゼミが優勢になった地域はあるが…

(東洋産業 大野竜徳さん)
「岡山県自然保護センターでも、以前はアブラゼミが優勢だった地域で、クマゼミが優勢になったという身近な観察が紹介されています。

実際、西日本の都市部では、アブラゼミが少なくなった一方でクマゼミが増えたという市民からの報告が、環境省の調査でも寄せられていました。

もちろん、これは全国どこでもアブラゼミが減ってクマゼミが増えている、という単純な話ではありません。地域によって気候も植物の種類も違いますし、セミが幼虫時代を過ごす土壌環境も違います。

それでも、都市の環境が変わることで、セミの種類ごとの暮らしやすさが変わっていくことは十分に考えられます。

身近なセミの変化を考えるときには、平均気温だけではなく、最低気温や最高気温、都市化、樹木、土壌、降水量など、もともと日本にいるセミと私たちの生活環境との関係を見ることが重要です」

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