『最近よくテレビ出てるやんけ、有名人やんけ』周囲の何気ない一言
小谷さんは近しい人たちの声にも敏感になるようになりました。
(小谷真樹さん)
「いろいろと活動している中ではですね、いろんなお声がけをいただいたんですけども、たくさんの励ましの言葉をいただいた反面、やっぱりちょっと私自身が傷つくような言葉ももらいました」
「『私やったら気が狂って家から出えへんわ』とか『前を向かな』と。私自身は活動を通じて前を向いているはずやったのにもかかわらず、周りからはもういつまでやってんやみたいな感じでですね、前向かんとみたいな感じで言われたりもしました」
「なかなかこう気持ちを理解してもらえないんだなというふうに思ってですね、仕事にも復帰したんですけども、周りとの会話になじめなくなってしまっていた自分がいて、どこかちょっと職場にいても、周りはそんなことなかったんですけど、自分自身がやっぱ浮いてしまってるなと」
「職場でもですね、私を励まそうと思って言ってくれはった言葉とは思うんですけども、得意先の方からもですね、『お、元気かお前』みたいな感じで声をかけてくださったあとに、『最近よくテレビ出てるやんけ、有名人やんけ』みたいなことでね、声をかけられたんです」
「普段はそういうこと言い合ってた人ではあったんですけども、事件後数か月の私にそんな言葉をかけられて、私自身はなかなかその言葉を受け入れなかったんですね。なかなかこういった環境の中で私自身、身を置くのはもうしんどいなと思ってですね、事件半年も経たないうちに、そのとき勤めていた職場も辞めることになりました」
(小谷真樹さん)
「二次被害というのはですね、私が話したこと以外にもたくさんあるんですけども、それぞれ被害に遭われた方、遺族がですね、たくさんの二次被害に遭っている現実があります」
「それは人それぞれ立場によってどういった内容かっていうのも違ってきますし、一人ひとりの声を聞くのは大変だとは思うんですけども、ご遺族の方がやっぱり被害者の方が声を上げてることをですね、ぜひ皆さん耳を傾けていってですね、より良い社会にしていってほしいというふうに思います」










