本来は食べられるのに捨てられてしまう食品、「フードロス」。その量は全国で年間464万トンにのぼり、大きな社会問題となっています。「もったいない」を減らして、必要な人へ。岡山県吉備中央町を拠点にフードロスの削減に取り組む男性がいます。その思いとは。
午前5時 廃棄される食品を受け取りに出発

(車のエンジン音)

(成田賢一さん)
「おはようございます。(Q.いつもこの時間から活動を?)そうですね、曜日によってはこの時間から活動しています。時間が読めるんですよね、朝の通勤ラッシュを避けていたらこの時間が一番スムーズにいくと思います」

午前5時。凍てつくような寒さの中、出発の準備をする成田賢一さん。フードロスの削減に取り組むNPO法人ジャパンハーベストの理事長です。この日は、前日までに近くの農家から譲り受けた規格外の野菜などを保冷車に積み、吉備中央町を出発しました。

(成田賢一さん)
「食品が人を笑顔にしたり、喜ばせたりするのを私は感じているので、いったい社会にとって何ができるのかなと模索しながら」

向かった先は、岡山市内のスーパー。こうした小売店などを巡り、廃棄される予定だった食品を受け取ります。

(成田賢一さん)
「お待たせしました。ちょっときょう多いんですけど。牛乳が多いんで。お願いします」
「ありがとうございます」

(成田賢一さん)
「まだ(賞味)期限はあるけれども、販売をするタイミングを逃したとか、そういう残ったものも私たちはいただいています」

この日、成田さんは、活動に協力してくれている同じ系列のスーパー4店舗を回りました。

東の空が明るくなり始めたころ、回収作業は完了。集めた食品は約55キロにのぼりました。

(成田賢一さん)
「ちくわがあったり、かにかまがあったり、温めたら食べられるクリームシチューがきょうはきました。大体平均このくらいです」











