「わずか30分で圭司が動かなくなった」
(市原千代子さん)
「私は、裁判の過程などで暴行のすべてを聞こうとしましたけれども、あまりに辛くて全部聞くことはできませんでした」
「だから皆さんにお話しできるのは、殴る蹴る、川に蹴り込まれるということぐらいです。わずか30分で圭司が動かなくなりました」

動かなくなった圭司さんを病院に運び込んだ3人。午後10時半過ぎに、同級生Cから、
「おばちゃん、先輩が圭司を川へ放り込んだんじゃ、目を開けんのじゃけどちょっと来て」
と電話がありました。
(市原千代子さん)
「そこまでひどいことになっているとは、思っていなかった」
市原さんは振り返ります。川に放り込まれたと聞いていたので、洗濯物の中から圭司さんの着替えを取り出し、隣町の病院に向かいました。
【第3話】ICUで過ごした最後の夜「本当に長い夜でした、涙がいっぱいあふれてきた」
に続く
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