「被害者にならないようにすることは、無理」ならば、どうすればいいのか

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現在、彩子さんは「少年犯罪被害当事者の会」と「犯罪被害者の会(つなぐ会)」で活動を続けています。活動のテーマは「こどもたちを、もうこれ以上被害者にも加害者にもしない」ことです。

しかし、彩子さんは「被害者にならないようにすることは、無理」だと考えています。

(一井 彩子さん)
「自分がどれだけ気をつけてても、周りの人がどれだけ気をつけてくれていても、被害にあわないようにすることが無理なんじゃないかな、って思ってしまいます、悲しいことですけど」

しかし「加害者にならないようにすることはできる」と訴えます。

「加害者がいなくなれば、被害者はゼロになります。これが一番いい方法なんじゃないかなって私は思っています」

命を大切にするために必要なことは3つだと彩子さんは生徒たちに語り掛けます。「人に対しての思いやりを持つこと」
「相手の立場になって物事を考えること」
「人の痛みが分かること」