香川県が検討を進めている県立大学の設置・拡充について、池田知事は「工学系の学部は有力な候補のひとつ」との認識を示しました。

香川県は、若者の県外への流出を食い止め地方を担う人材を育てたいとして、県立大学の設置・拡充の可能性を探っています。

先週開かれた有識者らによる検討委員会では、「技術者がなかなか集まらない」として工学系の学部を望む地元企業の声などがひとつの論点になりました。池田知事はこれまでの議論をふまえ、理系の高校生の選択肢を増やすことは「候補のひとつ」だと話しました。

(池田豊人香川県知事)
「技術者、エンジニア、こういった人材が非常に採用がしにくい、将来の不足が懸念されるということがありますので、(工学系の学部は)有力な候補のひとつだなと」

県は、検討委員会で来年夏ごろまでに是非についての論点を整理し、今後の判断材料にしたい考えです。