新見市の猪風来(いふうらい)美術館が開館20周年を迎えました。
縄文時代の芸術や文化、その魅力を今に伝えていて、記念のイベントでは太古の楽器を使った演奏会などが行われました。
太古の調べを現代に蘇らせた土取利行さん【画像①】。ピアニストの坂本龍一さんとアルバムをリリースするなど世界の第一線で活躍する打楽器奏者です。

使っているのは、縄文時代の楽器とされる「縄文鼓(じょうもんこ)」。
土取さんは、日本の音楽のルーツを追い求めていて、同じく太古を追求する美術館の節目を演奏で祝いました。
(打楽器奏者 土取利行さん)
「縄文にはこれがトータルとしてあったんですよ。音と土器と生活っていう。これを全部復元なんてできるわけがない。僕がやっているのはその一部のね。本当の縄文のすばらしさというか人間の生き方ね。生きるということはどういうことかということを僕は音楽を通じて彼は造形の美を通じて」
