石破総理大臣が岡山を訪れました。アメリカの関税措置を巡り、中四国の産業界のトップなどと意見を交わしました。

国は今年8月から全国各地でアメリカの関税措置への対応について企業などと意見交換会を開いていて、石破総理の訪問はその一環です。

(石破茂総理)
「どうか率直なご意見を聞かせていただいて、この国を変えていく」
意見交換会には、自動車や鉄鋼、食品メーカーの社長ら合わせて約20人が出席し、冒頭以外は非公開で行われました。

出席者からは「50%の関税が課されている鉄鋼製品のメーカーでは大きな影響が出ている。関税引き下げの交渉を続けてほしい」、「先行きが不透明なためほかの国に販路を拡大するための支援も検討してほしい」などといった意見が出たということです。

(石破茂総理)
「そこにどのようなニーズがあるのかきちんと把握して、迅速ていねいに対応していきたい。これから先も続けていきたい」

(自動車部品メーカーで作る協同組合 ウイングバレイ 晝田眞三理事長)
「アメリカ以外への販路拡大など、いろいろな支援をいただいて発展していこうと。(総理から)支援についてのお話をいただきましたので非常にありがたい。実現性のあることだと思います」
石破総理は、今回出た意見を政策に反映していきたいと話しています。