いま、自動車業界で「ある異変」が起きています。

「買いたい新車がすぐ届かない」、また一部の車種では「新車よりも中古車のほうが高値になる」など、売る側・買う側ともに困惑する状況が続いています。

いったいなぜこのような現象が起きているのでしょうか。

■新車の納車は「1年待ち」


(スズキアリーナ倉敷沖 兵頭修司店長)
「こちらのジムニーが10か月~1年くらい納期がかかっています。今までだとこういったクラスでも2~3か月あれば納車できたんですが」

日々の生活に欠かせない自動車。その自動車業界にいま異変が起きています。


スズキの新車を扱う、倉敷市のディーラーです。

人気の軽自動車は、注文から半年待ちでの納車が当たり前。さらには「1年待っても納車されない」車種もあり、せっかくの売り時を逃してしまっているといいます。


(スズキアリーナ倉敷沖 兵頭修司店長)
「来月車検が切れるので、『そろそろ買い替えを考えているんだ』という方が多かった」


「だが今は、もう『車検が来月切れる』となると、数か月~1年後の納車では間に合わないので、車検を受けていただくこともあります。非常に不安な中でやっている状況です」