岡山の夏の風物詩「うらじゃ」が、おととい(23日)・きのう(24日)と行われ、踊り子たちの演舞で岡山の中心市街地が熱気に包まれました。

桃太郎伝説に登場する「温羅(うら)」にちなんだメイクと衣装で踊る「うらじゃ」です。今年は30回目の節目。昨年より6団体多い83の踊り連、約3300人の踊り子たちが参加し、岡山市の中心部を華やかに彩りました。

(踊り子)
「パレードでしかもらえない備前焼のメダルです。とっても楽しかったです。暑かったけど練習頑張った甲斐がありました。」

(踊り子)
「元気な大人で溢れる岡山へというテーマでやっています。頑張るんばー。」

今年のテーマは「輪」。30回目を迎え、踊り子・観客・スタッフの心の繋がりを改めて大切にしたい、という思いが込められています。

(観客)
「小さい頃からこういう音楽になじみがある分、30歳というコロナがあった中でも迎えられたことはすごいなと思います。岡山の夏の風物詩といえばうらじゃになると思うので、(子どもと)一緒に来られてよかったなと思います。」

(観客)
「私もうらじゃをしていたのでOGです。40年も50年もしてほしいです。」

また、倉敷市出身でダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の山本彰吾さんも踊り子として参加。キレのある舞いを披露し、会場は歓声に包まれていました。

(THE RAMPAGE 山本彰吾さん)
「普段の僕たちのライブとか、そういうステージとはまた違った、岡山の舞踊に触れることができている。時代はいまこの時代なんですけど、自分自身がうらじゃの世界観に浸っている気がして、めちゃくちゃ気持ちよかった」

フィナーレを飾ったのは、沿道の観客も加わる総踊りです。子どもも大人も一緒になって踊り、岡山の街が熱気に包まれました。