耐震を考慮した今後の木造住宅について考えるセミナーが、岡山市北区で開かれました。
セミナーは、木造住宅の新築やリフォームを考えている人に向け玉野市の住宅メーカーが開いたもので、およそ100人が参加しました。
木造住宅の耐震について研究している京都大学の中川貴文准教授は耐震規準について紹介し、2000年の耐震基準前に造られた建物については、今後柱などの接合部を補強していく必要があると話しました。

(京都大学生存圏研究所 中川貴文准教授)
「熊本地震で問題になったのはこの柱の断部や筋交い金物が全く無い。差してあるだけ、筋交いをいれているだけが多かった。これが大問題」
主催者は今後も土地の揺れやすさの測定実演会をするなど住宅の耐震について伝えてゆきたいとしています。