中学生が日常生活のなかで考えていることを訴えます。「少年の主張岡山県大会」が岡山市北区の天神山文化プラザで開かれました。

(倉敷市立水島中学校 川野蒼介さん)
「『川野、静かに!』『え、なんで俺だけ?』これを私は勝手に『理不尽ゲットアングリー現象』と名付けています。中学生なら一度は経験があるのではないでしょうか」

青少年の健全育成などを目的に1979年から毎年開かれている「少年の主張岡山県大会」です。47回目となる今年は、応募のあった2477人の作文のなかから事前審査で選ばれた14人が発表しました。

(倉敷市立多津美中学校 井上花菜さん)
「家族や友だち、もっともっと多くの人たちが私のことを知らないところで支えてくれているかもしれません。そんな私は幸せ者です。だから、これからは私がみんなを支える番です」

家族や友人への感謝や将来の夢についてなど、中学生たちがそれぞれの視点で日ごろ感じている思いを声にのせて伝えます。

(岡山県立倉敷天城中学校 音泉花帆さん)
「頑張っていることの意味が見つからなくても、それは今急いで探さなくていい。才能がなくても(小説を)書くことはできる。私の言葉で伝えられる。私なりの答えが見つかったような気がしました」

今回発表した14人のなかから最優秀賞に選ばれた生徒は、11月に開催される全国大会の出場候補者として推薦されるということです。