少雨の影響で、岡山県の旭川水系できょう(12日)から予定されていた第1次取水制限について、旭川水系水利用協議会はダムの貯水率が回復したため、取水制限の実施を見送ることを決めました。

旭川水系では今年6月以降、雨が少ない状況が続いた影響で、主要ダムの合計貯水率が渇水調整の目安となる50%近くまで低下していました。

このため、先週の時点で、旭川水系水利用協議会はきょうから上水道や農業用水の取水量を10%から30%までカットする第1次取水制限を行う予定にしていました。

しかし、9日から雨が降り続き、貯水率が午前9時の時点で69.3%まで回復したことから、協議会は取水制限の実施と渇水対策支部の設置を見送ることを決めたものです。ただ協議会では、今後も少雨の状態が続く可能性があるため、節水への協力を呼びかけています。