先月(6月)24日に岡山後楽園で誕生した国の特別天然記念物・タンチョウのヒナが死亡したことがわかりました。死因はわかっていません。

岡山後楽園によりますと、死亡したのは6月24日に誕生したタンチョウのヒナです。日本一のタンチョウの飼育数36羽を誇る和気町の岡山県自然保護センターから譲渡された有精卵を、後楽園のタンチョウが代わりに抱く「托卵」という方法で生まれたもので、これまで順調に成長していましたが、きょう(18日)午前7時ごろ飼育員が死亡しているのを確認しました。監視カメラを調べたところ、昨夜(17日)午後8時20分ごろ、寝ていた巣からふらふらと立ち上がり、2メートルほど進んだところで横に倒れ、立とうとしましたが起き上がれず、そのまま死亡したものとみられています。死因については調査中だということです。

岡山後楽園ではヒナの名前の募集を行っていましたが、死亡に伴い中止しました。後楽園でのタンチョウの赤ちゃん誕生は、2002年以来23年ぶりでした。