きょう6月4日は、語呂合わせから「虫の日」に制定されています。これから夏にかけて、セミやカブトムシなど子どもたちに人気の虫が出てきますが、中には「危険な虫」もいるため注意が必要です。

(瀬戸大輝記者)
「きょう6月4日は虫の日です。ただ虫といってもその種類は様々。こちらでは我々の人体に影響を及ぼす害虫がたくさん展示されています」
剛毛なタランチュラ【画像②】や、世界最大のオオムカデ。

岡山市役所で毎年「虫の日」に開かれている、害虫の展示イベントです。私たちの身近な場所に姿をあらわす害虫には、多くの人が悩まされているようで…。
(訪れた人)
「ゴキブリですね、私はおもに。一回家に出て死にそうになったので、できれば見ずに予防したい」
「妻がムカデに布団のところで噛まれた。いやぁ気持ち悪い…」
そしてツチハンミョウ科の甲虫「ヒラズゲンセイ」【画像③】。大きさは約3センチほどですが、興味本位でむやみに触ると、危険が及ぶことがあるといいます。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「刺激を受けるとちょっと液を出す。その液にカンタリジンという成分が入っていて、その毒成分が手につくと水ぶくれができてかぶれることがあります」
もともと四国や九州が主な生息域でしたが、近年は中国地方でも多く確認されています。これから夏にかけて活動が活発になるといいますが、街なかで見つけた時には、どうすれば良いのでしょうか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「手に持ったり、つぶしたりしなければ特に危害はない虫なので、そっと見守っていただく程度がいいと思う。特に子どもがちょうど虫を探しに行く時期でもあるので、出会ったときに気を付けていただければいいかなと思う」

家族や友人とアウトドアに出かけることも多くなる夏を前に。害虫に対しての正しい知識を持つことが大切です。