みなさんの身近な疑問について取材する「調査報道ど~なっとん」。今回は「不便な信号機」についてです。
岡山市北区のJR岡山駅近くに、横断歩道の「青信号が短すぎる」という交差点があります。歩行者が渡り切れないこの信号、どうにもならないんでしょうか?調査しました。
「変わるのが早すぎる」信号機 点滅までたったの12秒

午前8時、岡山市北区野田屋町、岡ビル横の交差点です【画像①】。通勤や通学などで多くの人が行き交いますが、この交差点には、ある問題が…。
(通学中)
「なんかめっちゃ変わるの早いですよねこれ。そっちからピュッて渡ってきても、着いた瞬間に信号が変わっちゃうから。『すぐ変わるやん!』みたいな」

(通勤中)
「男性が歩いてそこで止まるくらいなので、短いのは短いとは思います」
この交差点の「東西方向」に設置されている、歩行者用の信号機【画像③】。

実は、一回で渡り切るのが難しいほど、「変わるのが早すぎる信号機」なのです。一体どのくらいの時間で変わってしまうのか。実際に計測してみると…
(平松咲季記者)
「あ、点滅しました。点滅までの時間が、たったの12秒です」【画像④】

「南北方向」に設置されている信号機では、青から点滅に変わるまでの時間が「28秒」もあるのに対し、、、
問題となっている「東西方向」に設置された信号機では、点滅まで「12秒」、赤に変わるまで計っても15秒しかありませんでした。(【画像⑤】で詳しく図解)

(通学中)
「急いでいる時はちょっと小走りで、あんまり急いでいない時は2回に分けて渡っています」
橋の部分を挟んで、対岸まで約30メートルの距離があるこの道。青信号の時間が短く一回で渡り切れないという不便からか、「赤信号を無視して危険な横断をする人」も見られました。