本州唯一のアッケシソウの自生地である浅口市寄島町を、北海道厚岸町(あっけしちょう)の町議会議員が訪れました。地域ぐるみでの保護活動を学ぶのが狙いです。

「我々は復活させるために何を一番重要視したかというと、競合する植物」

浅口市寄島町のアッケシソウ自生地を訪れたのは、地名が名前の由来となった北海道厚岸町の町議会議員です。厚岸町は初めてアッケシソウが発見された場所ですが、自然環境の変化で自生地が消滅してしまいました。町の名前がついた植物を後世に残そうと、試験栽培などを行うにあたり、地域ぐるみで保護に取り組む浅口市の活動を参考にしようというものです。


(厚岸町議会厚生文教常任委員会 室崎正之委員長)
「保護育成活動に力を入れて町の誇りになっているのがわかりました。全ての意味でお手本になるなと。少しでも学んで帰ろうと」

(浅口市寄島町アッケシソウを守る会 藤沢福夫会長)
「全市総出でアッケシソウを守る意識で頑張っているということをPRさせてもらったので、厚岸町のみなさんにも頑張っていただきたいと思いました」

厚岸町の議員らは今後も浅口市と交流を行い、アッケシソウの復活に取り組みたいと話しています。