香川大学が瀬戸内海で取り組む藻場の再生の研究が、国の研究機関から最大20億円の支援を受けられることになりました。

資源あふれる豊かで持続可能な瀬戸内海を目指す香川大学のプロジェクトが、新年度の国立研究開発法人科学技術振興機構の支援プログラムに採択されたものです。

県や県漁連などと協力して水産資源の保全を目的に人工の魚礁を設置するなどの取り組みが評価されたもので、年間最大2億円、最長10年の支援が受けられるということです。

(香川大学創造工学部 末永慶寛教授)
「いなくなったと言われている魚の復活藻場を活用しながら地道ではあると思うんですが一次生産の段階から増やしていければ」

新年度は、海水温の上昇対策としてより深いところでの藻場の造成などに取り組む予定です。