事故を伝える紙芝居「命はひとつしかない」

このあと、小谷さんが訪れた矢掛町の小学校で、3年生5人が披露したのは紙芝居です。

「真緒ちゃんがもう2度と目を覚ますことはありません。お父さんもお母さんも毎日毎日泣いてばかりです」

この紙芝居は、小谷さんの以前の講演を元に県内の大学生が制作したものです。小学校では命の大切さを考える機会になればと紙芝居を活用した授業を毎年行っています。

小谷さんの元には授業を終えた児童から手紙が送られてくるため、ずっと交流したかったのだといいます。朗読のあと、小谷さんは「命はかけがえのないもの。事故には十分気をつけて一日一日を大切に過ごしてほしい」などと伝えていました。

(児童)
「横断歩道を渡るときは右、左をちゃんと見て渡ることをがんばりたいです」

(小谷真樹さん)
「命はひとつしかないっていうところは誰もが認識はしているものの、普段の生活の中で、考えたり感じたりする機会はないと思うので、そういったところを感じながら、改めて元気いっぱい過ごしてほしいなと思います」

小谷さんは、今後も全国各地で命の大切さを伝える活動を続けていきたいとしています。