岡山県美咲町の「食堂かめっち。」が開業17周年を迎えたことを記念して、名物の卵かけごはんを格安で提供するサービスを始めました。

卵かけごはんブームの火付け役になったといわれる美咲町の人気店、「食堂かめっち。」です。町内に西日本最大級、およそ150万羽を飼育する養鶏場があることと、明治時代に活躍した町出身のジャーナリスト、岸田吟香が「日本で初めて卵かけごはんを食べた」といわれていることから、卵を町おこしにつなげようと17年前の1月22日にオープンしました。

これまで名物のたまごかけごはんは味噌汁と漬物がセットになった550円の定食と、おかずが付いた1000円の定食として販売されていましたが…

(秋庭貴泰記者)
「たまごかけごはんのみをたった100円で提供するサービスが、きょうから期間限定で始まります」

ちなみにこのサービス、来店者100万人達成を記念して去年の1月に初めて行い、反響が高かったことから17周年の記念としても実施が決まりました。

(食堂かめっち。 竹内弥生店長)
「(安いので)おやつ感覚でもサクッと食べていただけるかなと思いますし、たくさんのお客様にきていただけたらと思いますので」

毎朝養鶏場から届けられる産みたての卵に、日本の棚田百選にも認定された大垪和西地区の棚田米。美咲町の豊かさがギュッと詰まった卵かけごはんが激安とあってみなさん大満足のようです。

(訪れた客)
「ワンコインですから、すばらしいと思います。100円のワンコインなかなかないですからね…」
「経営が大変でしょうけれど、がんばってほしいと思います」

1杯100円のサービスはきょうから3月末まで続けられます。