今年5月の大雨で、香川県三豊市を流れる川の水門が正常に作動せず、住民が浸水被害にあった問題です。点検の不備を認めた香川県と初動対応が遅れた三豊市が、総額671万円あまりの損害賠償を支払うことで住民と和解しました。

香川県の港湾課が、補償の内容について説明しました。今年5月の大雨では三豊市を流れる田井川が増水しましたが、県が管理する大北水門が自動で開かず、手動の操作も遅れたことから、13棟の住宅が浸水被害を受けました。このうち物損がなかった1棟を除く12棟と、エアコンの室外機など屋外の設備が被害にあった別の3棟のあわせて15棟が補償の対象で、総額671万円あまりを県と市が折半して支払うことで合意したということです。
香川県は、負担する損害賠償額を含んだ補正予算案を11月議会に提出する予定です。










