「さぬきのめざめ」など、香川県の特産品となっているアスパラガスの栽培に適した、温度管理がしやすいビニールハウスを、香川県農業試験場などが開発しました。

「N」の文字に見える、斜めの屋根が特徴の「NNハウス」です。

「アスパラガスの生産に適したビニールハウスを」と、香川県農業試験場などが新たに開発し、見学会が開かれました。

従来のアーチ型のハウスに比べ建築足場用の資材を使うことで、コストは変わらず風にも強いほか、換気性に優れているため温度管理がしやすいということです。

(香川県農業試験場野菜・花き研究課 池内隆夫課長)
「これからまた温暖化が進んでいくと考えられていますので、農家の方、あるいは作物にとって楽な施設であって、皆さんに貢献できれば」

トマトや花などの栽培にも活用できるということで、香川県農業試験場ではNNハウスの普及を進めたいとしています。