きょう(13日)の岡山香川の予想最高気温は30度を超えるなど、まだまだ厳しい暑さが続いています。その一方で岡山県北では、少しづつですが秋の気配が近づいています。


幻想的な光景が眼下に広がります。岡山を代表する温泉地のひとつ、美作市の湯郷温泉周辺はけさ(13日)、もやに包まれました。

岡山地方気象台によりますと、夜間に空が晴れ、局地的な放射冷却現象が起きたため朝もやが発生したということです。近づく秋を感じさせる光景に、観光客もしばらくの間、目を奪われていました。

(湯郷温泉の宿泊客)
「きれいな雲海を見ることができて満足しています」
「とてもきれいで広い雲海を見られて、海のようですごく嬉しいです」


一方、真庭市の蒜山高原では、降り積もった雪のように純白のソバの花が咲き乱れています。高原ならではの冷涼な気候が栽培に適していることから、蒜山地域の特産品となっているソバ。8月下旬から開花が始まり、現在見ごろを迎えています。

色づいた稲穂との共演はこの時期の風物詩です。

(グリーンピア蒜山 亀山秀雄支配人)
「稲の黄色とソバの白でコントラストが美しいので、ぜひたくさんの人に来てほしいと思っています。9月20日ぐらいまではしっかりソバの花が見られると思います」

10月上旬にはソバの実の収穫が予定されていて。新そばの季節が間もなくやってきます。