今月(9月)28日に岡山県北で「森の芸術祭」が開幕します。新見市で展示される予定の作品の1つには大学生も参加、きょう(11日)制作の様子が公開されました。

さまざまな植物を描いたパネルに色を塗っていきます。倉敷芸術科学大学できょう、「森の芸術祭晴れの国・岡山」に出品される作品の制作が公開されました。

芸術祭は岡山県北を舞台に12の国と地域から43人のアーティストが参加するもので、新見市にある図書館に展示されるこの作品は台湾のアーティストで今はベルギーに住むマイケル・リンさんによるものです。

(マイケルさんのアシスタント 東智恵さん)
「呉服屋さんの色見本に使われている植物をマイケルが見つけて、それをもとに今回はデザインをしています」

今年6月にマイケルさんが新見市を訪れた際に作品の題材に出会い、12種類の植物を描くことになりました。制作現場では学生ら5人が作品の色塗りを行っています。

(制作に参加した学生)
「こんな貴重な機会は無いと思うので、参加できてありがたいと思っています。失敗できないなということもあって、すごく緊張感はあります」

分割して制作が進む作品は、完成すると縦7.7メートル横4.8メートルの巨大なものになり、図書館の吹き抜けを彩ります。

(森の芸術祭実行委員会事務局 宍戸里帆さん)
「新見市の方々はもちろんですけど、たくさんの人に愛されるような作品になるといいなと思っています」

マイケルさんの作品は今月26日ごろに設置完了の予定で、28日から新見市の「まなびの森新見図書館」で公開されます。