2023年春の運賃値上げを国に申請したJR四国は、利用者からもある程度理解を得られているとして「業績回復に向けプラス要素になる」という考えを示しました。

新型コロナの影響で業績が悪化しているJR四国は、運賃などを2023年春から平均13%程度値上げする申請を、国土交通省に行いました。

認可が下りれば、「初乗り170円」が「190円」になるほか、高松ー岡山間は「110円」の値上げとなります。また定期券は平均25%程度の値上げとなりますが、JR四国は「利用者からはある程度の理解が得られている」という見方を示しました。

(JR四国 西牧 世博 社長)
「大きな反対意見はなかった、ということ、いまのところですね。認可されれば経営の大きなプラスになると思います」

運賃の値上げは2023年の春を予定していて、JR四国ではこの値上げで年間20億円程度の増収が見込めるとしています。