パリの大舞台で岡山の若武者が躍動です。体操日本の次世代エース・岡山市出身の岡慎之助選手が個人総合で金メダルを獲得しました。五輪初出場の岡選手は、団体に続き見事『2冠』を達成、地元も歓喜の渦に包まれました。

パリオリンピック™体操男子の個人総合決勝に岡山市出身の岡慎之助選手が登場しました。

(小山昌克記者)
「団体に続いて個人でもメダル獲得なるか。きょうも深夜にもかかわらず大勢の人が応援に駆けつけています」

「慎ちゃん、慎ちゃん、慎ちゃん!」

岡選手の地元・岡山市南区では体操教室の後輩たちが声援を送ります。

(地元の人)
「きれいな体操をみんなに披露してもらいたい、それが評価に繋がればいいなと」

個人総合の決勝は24人の選手が6種目の合計点を競います。岡選手は序盤に高難度の技も成功させ着地でも抜群の安定感。立ち上がりから美しい演技が光ります。

ライバルの金メダル候補の中国の張選手と日本の橋本選手に序盤から大きなミスが出る中、岡選手は2種目目の「あん馬」でも安定した演技で14点台をマーク、この時点でトップにたちます。

その後も、鍛え続けたしなやかな演技を世界に披露する岡選手。

5種目目の「平行棒」では、代名詞の美しい演技で高得点。

2年前に右ひざの前十字靭帯を断裂…大けがで体操ができない時期もありました。「パリの舞台」でメダルを獲る、その一心でここまで走り続けてきました。最終種目の「鉄棒」を終えついに夢に見た瞬間が…

(おかやまジュニア体操スクール 三宅裕二代表)
「やりました!やりました!やりました!よく頑張ったっていう感じです」

(金メダル獲得 岡慎之助選手(20))
「最初の床の着地だったり床がすごくよかった。このオリンピックでも団体と個人で金メダルの獲得を目指して練習をしてきたので、練習の成果がやっと金メダルにつながって本当にうれしいです」

「号外~号外~」

JR岡山駅ではあさから、郷土の若武者の偉業を伝えます。

(岡山市民)「けがで苦労もされていたじゃないですか。だからすごい。岡山の方ですし、本当にすごいと思いました」

初出場で獲得した五輪の金メダルです。岡選手の祖父・隆志さん(72)の喜びもひとしおです。

(祖父 隆志さん(72))
「親にしても爺さんにしてこんなことになるとは。(金メダルを獲得した時は)泣いて目が潤んで見えないような状態です。(小さい頃の岡選手は)学校から帰ったらすぐに体操に行くという状態だから、遊びに行くようなことはなかった」

4歳で体操を始めた岡選手。小学2年生から中学卒業までは、岡山市南区の「おかやまジュニア体操スクール」で基礎を学びました。

「慎之助君、金メダルおめでとう」

この場所で練習する子どもたちから聞かれたのは、「同じ舞台で活躍したい」そんな憧れの言葉です。

(おかやまジュニア体操スクールの生徒)
「ここから五輪の金メダリストがいるってことは本当にすごくびっくりしているし。金メダルとれたってことは僕らにもチャンスがある」

「次の次のブリスベン五輪があるんですけど、僕もそこに出て慎之助くんみたいに団体と個人で金メダルをとれるように頑張りたいです」

体操・ニッポンの若きエースが大けがを乗り越え掴んだ体操個人総合での初の栄冠です。

(金メダル獲得 岡慎之助選手(20))
「本当に多くの方がずっとサポートしてくれてたんで、こうゆう結果で終われて少しでも恩返し出来たかなって思ってます」

岡選手、次は日本時間の5日に種目別の平行棒と鉄棒の決勝に出場します。岡選手の目標である団体で金・個人で金・種目別の平行棒で金まで、あと一つです。