連日厳しい暑さが続くなか、欠かせないのがエアコンです。ところが今年は、気温だけでなく電気代も上がっています。今、注目されている省エネ機能や節約術をご紹介します。

(エディオン東川原店 小林博美さん)
「省エネを意識されますので、省エネモデルで、なおかつ掃除機能、ほとんどついているんですけど、このあたりの商品非常によく売れています」

岡山市内の家電量販店です。今年は例年より早く暑さが訪れたことで、エアコンは4月頃から売れ始め、6月の販売数は前年の約3割増だったといいます。

中でも、無駄な消費電力を削減してくれる「フィルター掃除機能」のついた商品や、窓をあけなくても冷房中に換気を同時に行い電気代を節約してくれる「換気機能」がついた商品が注目を集めていると言います。

(エディオン東川原店 小林博美さん)
「新しいエアコンに買い替えていただくと、大きさの容量にもよりますけど、だいたい10%ぐらいの電気代の節電になってまいります。やっぱり世の中電気代が上がっていますので、いろんな意味で節電は一番に注目されていると思います」

(杉澤眞優キャスター)
「店舗には高機能なエアコンがずらりと並びますが、まだ今すぐ買い替えることができないという方、お得な電気代の節約術があるんです」

「エアコンの風量、みなさんはどうしていますか?」

空調機器メーカーのダイキンの調査によりますと、風量の設定は「弱」か「自動」か、節電につながるのはどちらだと思いますか?

実は「自動」なんです。「自動」の方が消費電力が約3割少なく、1か月の電気代も約990円節約できるとの結果に。「弱」だと部屋を冷やすのに時間がかかり、より多くの電気を使ってしまうからだといいます。

続いてエアコンの設定温度。「ー1℃」にするのと風量を「強」にする。節電につながのはどちらだと思いますか?

「風量を強める」です。温度を下げるほうが多くの消費電力が必要なほか、風量を強くすれば気流が変わり体感温度も下げてくれるといいます。

猛暑と物価高が襲う今年の夏。ちょっとした裏技で少しでも安く、涼しく乗り切れるかもしれません。

(スタジオ)

ーエアコン代の節約術、VTRで紹介したもの以外にもまだあるんです。ダイキンの調査によりますと、

・風向の設定。「斜め下」と「水平」どちらに設定する方が節電につながると思いますか?…実は「水平」の方が節電になるそうです。

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下にいきますよね。天井に暖気がたまっていると床が涼しくなっていてもセンサーがまだ冷えていないと判断して必要以上に運転してしまい、電気を消費してしまうといいます。

・続いて30分外出する際、エアコンのスイッチ切るかつけたままにするか?…実は、30分の外出であれば「つけっぱなし」の方が節約できます。

エアコンは部屋を冷やす際に電力を使うので、こまめに切るとその都度電力が必要になります。したがってつけっぱなしの方が節電につながるということなんです。

*ただし調査結果は目安です。気温や住環境によって異なる結果になる場合もありますが、ぜひ節約術として参考にしてみてください。