8年間、食堂がなかった岡山県庁に新たな「食堂」がオープンしました。著名なモダニズム建築として知られる岡山県庁。岡山城など周辺の観光エリアも賑わうなか、多くの観光客が利用するメニューを目指したといいます。

岡山県庁舎の地下1階にグランドオープンしたのは「おかやま晴れの国食堂」です。さっそく白桃の粉末を使って育てたという桃鯛を使った漬け丼をいただきました。

(杉澤眞優キャスター)
「こちら。岡山ブランド『桃鯛』の漬け丼の価格はなんと1000円です。」

岡山県警の新庁舎の建て替えのため8年前に閉店した岡山県庁の食堂。久しぶりの復活とあって開店前から県民が列を作りました。

(オープン前に訪れた客)
「長い間ブランクがあった。わくわくします」

食堂スタッフにも緊張が走る中、いよいよオープンです。

(スタッフ)
「みなさんお待たせいたしました。おかやま晴れの国食堂グランドオープンです」

食堂では、日替わり定食など全35種類のメニューを揃えました。きょう(22日)の日替わりはピーチポークを使った酢豚。食材から調味料まで岡山県産にこだわっています。店内はモダンな雰囲気で席数も190と広々。食材へのこだわりと価格帯で勝負します。

(訪れた人)
「オシャレで広くていいところだなと」「今日は新しくできたと聞いたので。みんなと来ようかなと思ってきました、とてもおいしいです」

(県庁職員)
「弁当とか頼んでいたんですけど、近くに食堂ができて、今後も使ってみたいなと」

今年春に耐震化工事を終えた岡山県庁。日本を代表する建築家・前川國男の作品として知られ、近く、国の登録有形文化財となる見込みです。また近年、県庁周辺では、岡山城の改修やインバウンドの復活など明るいニュースが続いていて、新たな食堂は職員だけでなく観光スポットとして多くの人々に利用してもらいたいとしています。

(晴レノヒ・高橋直也社長)
「地元の農家、地元の魚、肉といった所をふんだんに使っていますので、県内外の方にたくさん知っていただければと思っています」

ランチの後は夕方までカフェとしても営業していて、今後はミーティングスペースとしての開放も予定しているということです。